USBなどで持ち運び可能な「GIMP Portable」の導入方法などについてのメモ。
目次
GIMP Portableとは?
名前の通り、GIMPのポータブルバージョンです。
ポータブルなので、USBなどに入れて、自由に持ち運ぶことができますし、
「Dropbox」や「Googleドライブ」などの「オンラインストレージ」に「GIMP Portable」を保存すれば、ネット環境のあるパソコンなら、どこからでも「自分のGIMP」を起動することができます。
インストーラー版のGIMPとの違い
機能的には全く同じです。
唯一違うのは、「インストールの際に、Windowsに情報(レジストリや個人フォルダ)を残すか残さないか」という点です。
- 「GIMP Portable」:
- インストールしてもWindowsに一切情報(レジストリや個人フォルダ)を残さない
- 「インストーラー版のGIMP」:
- インストールするとWindowsに情報を残す
「GIMP Portable」は名前の通り「ポータブル」なので、「インストールしたフォルダ」に全ての情報が含まれています。なので、「インストールしたフォルダ」を削除すればGIMPに関する全ての情報をパソコンから抹消できます。
⇒アンインストール方法(後述)
どっちを使うと良いか
以下のように使い分けると良いでしょう。
- 1つのパソコンでしかGIMPを使わない人・・・
- GIMP(インストーラー版)がおすすめ
- 複数のパソコンでGIMPを使う人・・・
- GIMP Portableがおすすめ
GIMP(インストーラー版)をインストールする場合は、以下ページをご覧ください。
動作OS
配布されているのはWindowsバージョンのみです。
しかし、「Wine」などのソフトを使えば、Linux・Unix・MacOSなどからも動作をサポートしているようです。
- Linux・Unix・・・「Wine」経由で動作可能
- MacOS・・・「CrossOver」「Wineskin」「WineBottler」「PlayOnMac」など経由で動作可能
※詳細は公式ページ参照です
- Operating Systems: Windows 10, Windows 8.1, Windows 8, Windows 7, Windows Vista, Windows XP
- Also Works With: Linux, Unix, BSD, etc via Wine & Mac OS X via CrossOver, Wineskin, WineBottler, PlayOnMac
- 32-bit and 64-bit Support: Automatically adjusts support and performance to each PC
- Publisher: PortableApps.com
- Date Updated: 2016-09-28 (Platform Changelog)
- License: Free / Open Source (GPL, some MIT, some CC images, trademarks and trade dress not included)
- Source Code: PortableApps.com Platform (Menu, App Store, etc)
- MD5 Hash: 8784d83e6267d1618b1884f966c84d01
- Downloads: over 20 million
ダウンロードとインストール
以下、インストール手順です。
- このページよりGIMP Portableのインストーラーをダウンロードする
- ダウンロードしたインストーラー(GIMPPortable_X.X.XX.paf.exe)を実行する
- 「OK」をクリックする
- 「次へ」をクリックする
- 「次へ」をクリックする
- インストール先のフォルダを指定して「インストール」をクリックする
- インストール先の場所に日本語が含まれていると、不具合が起きるかもしれないので、半角英数字のみの場所を指定しましょう。(例えば、「D:\ダウンロード\GIMPPortable」とかだと、「ダウンロード」という部分が日本語なので、不具合が起こってしまうかもしれない)
- 「完了」をクリックする
これでインストール完了です。
USBにGIMPを入れる方法
インストール後、USBにGIMPを入れたい場合は、インストールしたフォルダごとUSBに移動させればOKです。
これで違うパソコンから、USB経由で「GIMP Portable」を開けるようになります。
起動する
インストールが完了したら、インストールした場所にあるフォルダを開き、「GIMPPortable.exe」をダブルクリックします。
すると、「Portable」と書かれたGIMPが起動します。↓
▲初回起動時は、設定ファイルの作成・新規プラグインの更新確認などのせいで時間がかかります。(2回目以降はすぐに起動できます) |
○日本語化する必要あり!
「GIMPPortable」では、デフォルトが英語になっています。
なので、日本語に変更する必要があります。
▲全て英語表記 |
詳しくは以下ページ↓をご覧ください。
USBにGIMP Portableを入れる方法
インストール後、USBにGIMPを入れたい場合は、インストールしたフォルダごとUSBに移動させればOKです。
これで違うパソコンから、USB経由で「GIMP Portable」を開けるようになります。
ムダな言語ファイルを削除して容量削減しよう
GIMPは、多言語に対応しているため、各国の言語ファイルが用意されています。
しかし、日本語以外のファイルは(基本的に)不要なので、これらのファイルを削除して、容量の削減を行いましょう。
▲「GIMPPortable\App\gimp\share\locale」の中にある「en」と「ja」以外のフォルダを全て削除する |
こうすることで、容量を約70MB節約できます。
▲70MBの節約 |
アンインストール方法
「GIMPPortable」のフォルダごと削除すれば、アンインストールできます。
このページの情報は以上です。