USBで持ち運び可能な「GIMP Portable」のダウンロード・インストール方法

USBなどで持ち運び可能な「GIMP Portable」の導入方法などについてのメモ。

※このぺージで紹介しているインストール手順の画像は、バージョン「2.8.18」時点のものです

目次

GIMP Portableとは?

名前の通り、GIMPのポータブルバージョンです。

ポータブルなので、USBなどに入れて、自由に持ち運ぶことができますし、

「Dropbox」や「Googleドライブ」などの「オンラインストレージ」に「GIMP Portable」を保存すれば、ネット環境のあるパソコンなら、どこからでも「自分のGIMP」を起動することができます。

インストーラー版のGIMPとの違い

機能的には全く同じです。

唯一違うのは、「インストールの際に、Windowsに情報(レジストリや個人フォルダ)を残すか残さないか」という点です。

  • 「GIMP Portable」:
    • インストールしてもWindowsに一切情報(レジストリや個人フォルダ)を残さない
  • インストーラー版のGIMP」:
    • インストールするとWindowsに情報を残す

「GIMP Portable」は名前の通り「ポータブル」なので、「インストールしたフォルダ」に全ての情報が含まれています。なので、「インストールしたフォルダ」を削除すればGIMPに関する全ての情報をパソコンから抹消できます。

アンインストール方法(後述)

どっちを使うと良いか

以下のように使い分けると良いでしょう。

  • 1つのパソコンでしかGIMPを使わない人・・・
    • GIMP(インストーラー版)がおすすめ
  • 複数のパソコンでGIMPを使う人・・・
    • GIMP Portableがおすすめ

GIMP(インストーラー版)をインストールする場合は、以下ページをご覧ください。

GIMPのダウンロードとインストール方法
フリー画像編集ソフト「GIMP」の、 ダウンロード方法 インストール方法 についてのメモ。 「これからGIMPを...

動作OS

配布されているのはWindowsバージョンのみです。

しかし、「Wine」などのソフトを使えば、Linux・Unix・MacOSなどからも動作をサポートしているようです。

※詳細は公式ページ参照です

  • Operating Systems: Windows 10, Windows 8.1, Windows 8, Windows 7, Windows Vista, Windows XP
  • Also Works With: Linux, Unix, BSD, etc via Wine & Mac OS X via CrossOver, Wineskin, WineBottler, PlayOnMac
  • 32-bit and 64-bit Support: Automatically adjusts support and performance to each PC
  • Publisher: PortableApps.com
  • Date Updated: 2016-09-28 (Platform Changelog)
  • License: Free / Open Source (GPL, some MIT, some CC images, trademarks and trade dress not included)
  • Source Code: PortableApps.com Platform (Menu, App Store, etc)
  • MD5 Hash: 8784d83e6267d1618b1884f966c84d01
  • Downloads: over 20 million

引用:Download The PortableApps.com Platform 14.2! | PortableApps.com – Portable software for USB, portable and cloud drives

ダウンロードとインストール

以下、インストール手順です。

  1. このページよりGIMP Portableのインストーラーをダウンロードする
  2. ダウンロードしたインストーラー(GIMPPortable_X.X.XX.paf.exe)を実行する
  3. 「OK」をクリックする
  4. 「次へ」をクリックする
  5. 「次へ」をクリックする
  6. インストール先のフォルダを指定して「インストール」をクリックする

    • インストール先の場所に日本語が含まれていると、不具合が起きるかもしれないので、半角英数字のみの場所を指定しましょう。(例えば、「D:\ダウンロード\GIMPPortable」とかだと、「ダウンロード」という部分が日本語なので、不具合が起こってしまうかもしれない)
  7. 「完了」をクリックする

これでインストール完了です。

USBにGIMPを入れる方法

インストール後、USBにGIMPを入れたい場合は、インストールしたフォルダごとUSBに移動させればOKです。

さきほど↑のインストール手順の場合、「D:\download」に保存された「GIMPPortable」というフォルダをUSBに移動させると、USBで使用できるようになります。
また、USBに移動させる際も、日本語名(全角文字)が使われているフォルダは使わないようにしましょう。(画像の読み込み・保存の際にエラーが出る原因になります)

これで違うパソコンから、USB経由で「GIMP Portable」を開けるようになります。

起動する

インストールが完了したら、インストールした場所にあるフォルダを開き、「GIMPPortable.exe」をダブルクリックします。

すると、「Portable」と書かれたGIMPが起動します。↓

▲初回起動時は、設定ファイルの作成・新規プラグインの更新確認などのせいで時間がかかります。(2回目以降はすぐに起動できます)

○日本語化する必要あり!

「GIMPPortable」では、デフォルトが英語になっています。

なので、日本語に変更する必要があります。

▲全て英語表記

詳しくは以下ページ↓をご覧ください。

【GIMP】日本語に変更する方法【日本語化】
最新のGIMP(現行2.8.16)は、何もせずとも、最初から日本語化されています。 なので、何もする必要はありません。 ...

USBにGIMP Portableを入れる方法

インストール後、USBにGIMPを入れたい場合は、インストールしたフォルダごとUSBに移動させればOKです。

さきほど↑のインストール手順の場合、「D:\download」に保存された「GIMPPortable」というフォルダをUSBに移動させると、USBで使用できるようになります。
また、USBに移動させる際も、日本語名(全角文字)が使われているフォルダは使わないようにしましょう。(画像の読み込み・保存の際にエラーが出る原因になります)

これで違うパソコンから、USB経由で「GIMP Portable」を開けるようになります。

ムダな言語ファイルを削除して容量削減しよう

GIMPは、多言語に対応しているため、各国の言語ファイルが用意されています。

しかし、日本語以外のファイルは(基本的に)不要なので、これらのファイルを削除して、容量の削減を行いましょう。

▲「GIMPPortable\App\gimp\share\locale」の中にあるen」と「ja」以外のフォルダを全て削除する

こうすることで、容量を約70MB節約できます。

▲70MBの節約

アンインストール方法

「GIMPPortable」のフォルダごと削除すれば、アンインストールできます。

このページの情報は以上です。

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