GIMPにて、起動や動作を「高速化」する方法について色々とメモ。
「これからGIMPを多用する予定!」という人は、参考にしてください。
目次
動作を高速化する方法
動作を高速化する方法は、2つしかないと思います。
方法①:一時フォルダ、スワップ用フォルダをRAMディスクへ
GIMPを実行中に作成される「キャッシュ」「スワップデータ」などの作成先を、「RAMディスク」などの高速な記憶領域に指定することで、動作を早くする方法です。
メニューの「編集」→「設定」を開き、「フォルダ」タブを開き、
- 一時フォルダー
- スワップ用フォルダ
の2つのフォルダの場所、「RAMディスク」に指定して「OK」をクリックした後、GIMPを再起動します。
▲「OK」を押す |
あとは、GIMPを再起動すると、設定が反映されます。(GIMPで何らかの重い作業をしたりすると、高速化できているのを実感できると思います。)
方法②:高スペックなパソコンを購入する
低スペックなパソコンを使用している場合は、高スペックなパソコンに買い換える(またはパーツを換装する)ことで、高速化が期待できます。
詳しくは以下ページをご覧ください。
⇒GIMPを快適に使用できるパソコンの選び方【スペックなど】
起動を早くする方法
動作を高速化する方法についても、2つしかないと思います。
方法①:RAMディスクにGIMP本体を移動する
RAMディスクにGIMP本体を移動(もしくはコピー)させる方法です。
- この方法のメリット:
- 起動時間を半分程度まで短縮することができる(とてつもない高速化が期待できる)
- この方法のデメリット:
- パソコンを再起動する度に、RAMディスク内のGIMP本体が削除されてしまう
- なので、再起動する度にGIMPをRAMディスクまで移動(コピー)させないといけない
インストーラーでインストールする場合は、パソコンを再起動する度に、インストーラーを起動してインストールをする必要が出てくるということです。
また、GIMP Portableの場合も、パソコンを再起動する度に、解凍したフォルダをRAMディスク内に移動(コピー)する必要があります。
しかしながら、とてつもない高速化が期待できます。
方法②:オプションを付けて起動する
GIMPを起動する際に、オプションを付けて起動する方法です。
オプションを付けて起動することで、余計な読み込み(フォント・グラデーション・パレット・ブラシなど)を省くことができるため、結果、高速化できます。(ただし、そこまで高速化できるわけではない)
例えば、GIMPのショートカットを作成して、リンク先に以下のように記述することで、「パレット」「パターン」「ブラシ」「グラデーション」などを読み込まずに起動できます。
▲「パレット」「パターン」「ブラシ」「グラデーション」などを読み込まない分、高速に起動できる |
-d
-d
「パレット」「パターン」「ブラシ」「グラデーション」などを読み込まずに起動できます。
-f
-f
「フォント」を読み込まずに起動できます。
-s
-s, --no-splash
スプラッシュスクリーン表示せずに起動できます。
▲スプラッシュスクリーン(起動時に表示されるウィンドウ) |
このページの情報は以上です。